視野狭窄の見え方と日常生活で苦労すること【網膜色素変性症】

網膜色素変性症

私は網膜色素変性症という目の障害をもっています。

障害者手帳3級を持っており、障害厚生年金の受給も認定されています。

網膜色素変性症の症状で、普段一番困るのはやはり『視野狭窄』です。

しかし、外見からは目が悪い事がわからないので、知人にはこの障害のことを打ち明けてもあまり理解されていないように感じます。

そこで本記事では、視野狭窄をもつ私が普段どのような見え方をしているのか、日常生活でどのような苦労があるのか、という事についてお伝えしたいと思います。

視野狭窄者によるパソコンの見え方(マウスとポインターを見失う)

私は今、両眼の視野が10度くらいで、座ってパソコンをしている時の見え方はこんな感じ。

視野狭窄のパソコン画面の見え方

パソコンの画面はなんとか見えますが、キーボードやマウスに置く手は見えません。なので、すぐマウスを見失います。

また、画面全体が視野に入ってはいますが、作業している箇所に集中していると、画面の端の文字や画像は視認できず、明るさくらいしかわかりません。なのでたまに離れた所に『次へ』ボタンがあったりすると見つけられず、時間がかかることがあります。

また、ポインターもすぐに視界から消えてしまい見つけるのに苦労します。ですので、ポインターはいつも特大サイズに設定しています。

パソコンのポインターを大きくした

ポインターのサイズはパソコンの設定から変更出来ます。パソコンの種類によって方法は違うと思いますが、設定の検索で「ポインター」と打ったら大体は出てくると思います。

ちなみに私はLenovoというパソコンを使用していますが、最大でここまでポインターを大きくすることが出来ます!

最大サイズのポインター

視野狭窄者が物を落としたら(見つけられない)

次に物を落とした時に見つけられない現象について。

同じ症状を持っている方なら絶対に理解していただけると思うのですが、物を床に落とした時、本当に見つけられないんです!(泣)

例えば、この子供用の日焼け止めを床に落としたとしましょう。物は8-9cmです。

床に物を落とした画像

探します。

視野狭窄の見え方

ない

視野狭窄の見え方

ないない

1枚目から2枚目に視線が移動する時、その間にあるじゃないか!と思うかもしれませんが、

視線を早く動かした場合、上の写真のような見え方になり、その間は見えていないのです。なので、私は床に物を落とした時、5cmずつくらい視線をゆっくり動かしてくまなく探すようにしています。急いで視線をキョロキョロしようものなら、落とした物は一生見つかりません。

あった…!

この現象は子供位の大きさでも、さらに言えば大人サイズでも起こるのです。スーパーなどで一度視界から消えてしまった夫や子供を探すのに一苦労…。すぐ隣にいるはずなのに、「いないいない」「どこだどこだ…」となってしまうのです。だから、私たちには子供用のハーネスが日常生活で必要なのです。

いかがでしたでしょうか?

私は、ふとしたことがきっかけで、自分が網膜色素変性症であることがわかりました。

「両眼の視野が10度」を夫に体験してもらったところ、「両目ともトイレットペーパーの芯を覗きながら生活しているみたい」と言っていました。

今回ご紹介したのは網膜色素変性症で苦労することのほんの一例ですが、これからも日常生活で苦労することについて書いていきたいと思います。


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