原田マハさんの『本日は、お日柄もよく』という小説の中に出てきた言葉で、私はとても衝撃を受けました。
ときにはしょっぱくても苦くても、人生の最後のほうで、一番甘いのが、結婚なんだ。
『本日は、お日柄もよく』原田マハ
あの日は本当に生気が無かった
GWの中日、一人時間をもらって、大きな駅に行ったのに、お洋服などの買い物をするわけでもなく、ただ有隣堂にふらっと。
そこで、何読もうかな~(限りなく生気0%に近かった)
目に入って来たのが「勇気をもらえて泣ける本 第1位!」という銀色の帯。
表紙はご祝儀袋のような、めでたそうな物だった
手にとってみて、なんとなくこれに決めた
原田マハさん、知らなかった人ここにあり
原田マハさんって、お恥ずかしながら初めて聞いたんですよね。それで新しい人なのかな~なんて思っちゃったりして
でも、最後の方のページ確認してみたら、この『本日は、お日柄もよく』って本自体2013年に発行されたものだし、ネットで調べてみたらかなりたくさんたっくさんの本を書いている方で、知らなかった自分が本当にお恥ずかしくなりました。
この本読み始めるまでの私の行動(←いらない)
あと、この本と『NEO子育て』の本と2冊買って、リュックに無造作に放り込んで、近くのスタバに吸い込まれるように入って、もう思考がちゃんとなってなかった私はチョコバナナナフラペチーノとニューヨークチーズケーキという糖質過多半端ないセンスない注文をして、席について、一先ずチョコバナナナフラペチーノを無心で吸って、落ち着いてから、気を取りなおして、ドリップコーヒーのトールをまた買いに行って、席について、ようやくこの本を読み始めた。
一気に引き込まれた、この一文で
それで、
ときにはしょっぱくても苦くても、人生の最後のほうで、一番甘いのが、結婚なんだ。
『本日は、お日柄もよく』原田マハ
この一文を読んで泣いてしまった。
私の結婚について
結婚して5年。
今の所、結構ずっとしょっぱいし、苦いです。
特に子供が産まれてからの2年半は。
結婚相手間違ったかな~とか、
30歳までに結婚したすぎてちゃんと相手の事わかってないまま結婚に踏み込んじゃったのかな~とか、
とりあえずネガティブな色々な考えを巡らせてしまうくらい。
でも、夫は何も悪くないのよね
別に不倫されたわけでもないし、ギャンブルや借金をするわけでもないし、
ただ私が勝手に結婚というものに理想を膨らませてしまっていて、
それに現実が付いていかないから、なんですよね。
きっと。
この一文は私に光を与えてくれた
そんな中、この一言は効きました。
ときにはしょっぱくても、苦くても、人生の最後のほうで一番甘いのが、結婚なんだ。
人生の最後のほうで一番甘い。
最後のほうで一番甘いんですよ、一番。
本当かな・・・
もちろん疑わしい気持ちもありますし、
そんな夫婦ばかりじゃないと思うし。
でも、自分は人生の最後のほうでこのセリフを言えるように、夫婦生活を送っていきたいな、と、そう思ったわけです。
『本日は、お日柄もよく』について
この本はスピーチライターを目指す30歳くらいの女性がメインの物語です。
始めの方は結婚式のシーンなので、上記のような言葉が出てくるんですよね。
その後は結構、政治・選挙のお話が詳しく書かれている部分が多いんですが、そんな事に全然興味のない私でも最後までかなり集中して読み切ることができました。
ちょっと内容は古いから、選挙のルールとかも今と変わっている部分あるかもしれないけど、
「へ~そうなんだ!知らなかった!」という感想が結構湧いてきました。
『本日は、お日柄もよく』を読んで
心が弱っている時に、非現実的な世界に浸りたくて小説を読んだりする私ですが、
今回この本を選んで大正解だったなと、生気0%でこの本を有隣堂で選んだあの時の私をほめたいと思います。
私と同じように心が弱っているな、と感じる方はぜひこの機会に読んでみてください!